
当ピアノ教室(桶川市)のレッスンに来たのは小学5年生のMちゃん。
レッスンでは、エルメンライヒの紡ぎ歌を練習中です。
12月に当ピアノ教室(桶川市)で行われる、クリスマス会で弾く曲なのです。毎年クリスマス会ではミニ発表会をしたり、みんなで遊んだりして、楽しい時間を過ごしています。
「じゃあ、弾いてみようか」と私が言って、早速弾き始めたMちゃん。すると、「ん?!」私はいつもと違う演奏だと思ったのです。テンポも良く、落ち着いて弾いていたのでした。しかも、音楽の間の取り方もとても良くできていました。
この音楽の間。というのは、楽譜からは読み取ることは難しく、それは、微妙な音楽の流れの中で調整することなのです。
前回のレッスンで、私が弾いたのと同じような間の取り方で、弾けていたので、「Mちゃん!良く弾けてるね、練習たくさんできたんだね」とほめると、「CDをたくさん聴いた」と言うのです。「え?いつもは、車の中だけで聴いてるって言ってたけど?」と言うと、「もう、家でも聴いてるよ!」とMちゃんが言いました。
そう、実は1週間前の前回のレッスンで、お母さんに、
を文章でお渡ししたのでした。
「そうなの!たくさん聴くようにしたんだね」と言うと、「お母さんがCDをいっぱい聴きなさいって言って聴いていたよ」と言いました。
私は、CDをたくさん聴くことで、ピアノ演奏がこんなにも上手くなるということを改めて実感しました。しかも、1週間で!です。
レッスンが終わり、お母さんに「Mちゃん上手に弾けるようになりましたね」とお伝えすると、喜んでいて、「CDを聴くとどんな曲かわかるのがいいですね」と言いました。
この、どんな曲かわかること!これが、演奏にどんな影響があるのかは、Mちゃんの演奏で一目瞭然。かなりの影響力がある!と実感したのです。
当ピアノ教室(桶川市)では、教本付属のCDをいつもBGMのように流しておくだけでいい。とお母さんにもお伝えしていました。それを今回実践したことで、こんなにも演奏に変化があったのには、私も驚いたのでした。





