今回は、当ピアノ教室(桶川市)は「ピアノソロの音源を聴かせることを推奨しています」ということについてのお話しです。

「耳から入る」ピアノ教室としてピアノソロで演奏されている、ピアニストによる演奏のCDを聴くことを取り入れているのが、当ピアノ教室(桶川市)なのですが、

それはなぜか?

ピアノが弾けるようになるためにです。

とても単純明快なのですが、世の中には ピアノ単体ではない音がたくさんあふれています。

子ども達は、色々な音の混ざり合った音源をきくことに惹かれ、保護者の方も子どもが楽しめるのであればと思ってきかせている方も多いと思います。

実はこんなことがありました。

某音楽教室の幼児科から当ピアノ教室(桶川市)きた、小学1年生のHちゃんは、某音楽教室を幼稚園 から習い始め、CDもきいて育ちました。

レッスンで、Hちゃんが両手でピアノを弾きはじめると、 左手の音が大きいので、左手を小さく弾いた音と、左手を大きく弾いた音の極端な弾き方で 、どっちが左手小さかった?ときいてみたところ

「?わからない」わからないと言うんです。 特にその音が大きくても小さくても気にならないし 気にしない様子だったんです。

私は、衝撃を受け、お母さんに某音楽教室できいていたCDをきかせてもらったところ、 とっても楽しいTV番組 おかあさんといっしょの ようなCDでDVDもあったんです。

これは、本当に子どもがワクワクしながらきける とてもにぎやかな、いわゆる合奏のCDでした。

私は、思いました。

このCDは楽しいけれど、ピアノを練習する時にこのCDをきいて、ピアノの音を聴き取れるかというと、どうかな?
まして全体的に、にぎやかな 合奏の音源をずっときいていたら、強弱なんて 聴き取ることも難しいだろうな。と思ったんです。

HちゃんはこのCDの通りに育ったと思ったんです。
子どもの適応能力ってすごいと思ってしまったのですが、
でも、本当にこれでいいのか?

ピアノを弾けるようになりたいのであれば、この合奏のCDではない方が望ましい。

と私は思っています。

子どもって与えられた環境に適応する能力ってすごいと思っています。

だから、大人が、何をできるようにさせたいのかを考えて、与えてあげることが大切だと思っています。

ピアノを弾けるようにしてあげたいのであれば、ピアノのソロ音源を聴かせてあげることを、私は推奨しています。

あれから半年、Hちゃんは、ピアノソロのCDを聴いて、強弱もわかるようになり、弾けるようになってきましたよ。

 

 

 

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