4月になったある日、年中さんになったHちゃんがお父さんとレッスンに来ました。「じゃあレッスン頑張ってね」そう言って、Hちゃんとさよならしました。Hちゃんは、笑顔でレッスン室へ入って行きました。そしてレッスンがはじまると、「よろしくおねがいします」としっかり挨拶をして、ピアノのイスに座ると、「このゆびでひけるよ!」と言って出した指は、先週のレッスンでできなくて涙を流していた指。「すごいね!弾けてるね!」すると「このゆびも弾けるよ!」と言ってどんどん弾き始めるHちゃん。私は、もうびっくり!「すごいすごい」の連発でした。なぜかって?
Hちゃんがこんなにお話しする姿をみたことも初めてで、しかも一人でレッスンすることもこの日が
初めてだったからなんです!
「Rちゃん!一人でできるじゃない!!」「うん、このまえねみんなでディズニーにいったの」「え?家族で行ってきたの?」「うん、そうだよ」私にどんどんお話ししてくれました。そして、俳句かるたでは、かるたをすぐ取り、「ねこのこの ちょいとおさえる このはかな」としっかり言ってるではありませんか!
こんなHちゃんですが、いつもお母さんと一緒に来て、レッスンでもお母さんの後ろにかくれてしまい、なかなかHちゃんの声を聞いたことがなかったのでした。
ピアノでも、始めはお母さんの手と一緒に鍵盤を弾いていた恥ずかしがりやさんでした。いつもお母さんは、「家ではよく話すし、ピアノも弾いています」と言っていたのですが、なかなかレッスンではその姿をみることができませんでした。実はその期間が長く続き、レッスンが終わって帰る時は、手も振ってくれていましたが、お母さんも私もどうしようと思っていたところ、「一人でレッスンしてね」とお母さん。一度一人でレッスンしてみましょう。ということになり、そしてこの4月のレッスンで一人でレッスンをしたのでした。すると、、。恥ずかしいなんて姿はどこへやら、おしゃべりHちゃんに変身してしまったのでした。嬉しい変身でした!
子供ができるようになることは、大人が思っているより早い、レッスンではお母さんがいない方が、しっかりレッスンできることが、往々にしてあることだと、また実感しました。習い事をするのはピアノが初めてだったHちゃん。小さいお子さんは、初めての習い事になることもしばしばです。習い事に慣れること。ここからはじめて、できるようになったHちゃん!どうしてできるようになったのか。私が考えるには、この4月で年少さんから年中さんになったこと。これは、Hちゃんにとって大きな心の変化だったのではないでしょうか、お姉さんになる、頑張らなくちゃ!というグッと成長を後押しする時期と重なったのではないでしょうか。どんなお子さんにも、タイミングというのはあるのだと思います。私は、ピアノの習い事を通して、子供が成長するタイミングを多く作ってあげたいと思っています。さあ、Hちゃんとのレッスンが楽しみになってきましたよ!
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