7月になり、無料体験レッスンにきてくれたのは年中の女の子Aちゃんです。家にあるミニピアノを弾いて、音楽が好きそうなので、ということで来てくれました。

「こんにちは」玄関先で、お母さんの横にしっかり並んで私の方を見てくれたAちゃん。早速、レッスン室に入って「ピアノ好きなの?」と聞いてみると、首を横に振りました。おや?と思ったのですが、「音楽やうたは好き?」と聞くと、「すき」とのこと。あ、そうか、うたとか音楽が好きだけど、ピアノはまだ習ったことがないから好きとは言わなかったのかな?なんて思った私でした。では、レッスンをはじめましょうということで、まずはAちゃんが好きな歌からうたうことにしました。
そこで、自己紹介のつもりで、Aちゃんに自分の名前を言ってもらおうと思ったので、「おなまえおしえて」って聞いてみたところ、「はずかしい」とAちゃん。「じゃあ、お母さんに名前聞いてみようかな」とお母さんにお名前をお聞きすると、ちょっとびっくりのご様子でしたが、お母さんも参加して自己紹介をしたのでした。Aちゃんは、自分の気持ちをしっかり伝えられるしっかりした女の子。という印象でした。そしてその後、
「知ってる曲ある?」と聞いてみると、「とけい」と言ったAちゃん。「あ、あのかちこちかっちんの歌かな?」と聞いてみると、「そう」と言って、ピアノに合わせて「かちこちかっちんおとけいさん〜」と元気にうたうAちゃん。だいぶ慣れて、他にもAちゃんの知っている曲をたくさんうたいました。ですが、その後「ピアノひきたい」とAちゃん。「そうなの、じゃあひいてみてもいいよ」と言って様子をみていると、弾きはじめたのは両手。「ジャンジャンジャン」と結構大胆に弾き始めるAちゃん。お母さんに、「すごい、ピアニストみたく弾いてますね」と言うと、ちょっと苦がそうな顔をしていました。こんなに自由に弾いてもいいのかな?ということだったのかな、と思いましたが、私はAちゃんのピアノ弾きたい!の気持ちを大切にしたいと思い、自由に弾いてもらいました。

子供のやりたい気持ちは、ピアノを習う上で基本になること。原動力となって、子供の成長に欠かせないものです。そんな気持ちで見守っていた私でした。

しばらくAちゃんはピアノを弾いていたので、「Aちゃん、ピアノと違うことしようか」と言って一旦ピアノではない事をしてもらおうと思ったのですが、なんとAちゃん「ピアノひきたい」と言って引き続きピアノから離れたくない様子。「Aちゃん、この曲知ってる?」そう言って私はちょうちょうを弾いてみると、「じぶんでひく」と言って私の手を跳ね除け、自分で弾きたい気持ちマンマン!何曲も「じぶんでひく」を繰り返し、それでもまだまだ弾きたかったAちゃん。もう、弾きたい気持ちが止まらないのです。このピアノに座って、独り占めしている優越感のような楽しい感覚。Aちゃんも味わっていたのではないでしょうか。

わー、Aちゃん好きこそものの上手なれ!と思って、ピアノを習い始めたらすぐ色々な曲を弾けるようになりそう!と思った体験レッスンだったのでした。

無料体験レッスンにぜひお越しください。

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