1月に入ってからのレッスンで、年長のKちゃんは、もう少しで俳句かるたを40句覚えたことになります。
当ピアノ教室(桶川市)ではレッスン時に、俳句かるた遊びをしています。俳句かるたを並べて、私が俳句を言ったかるたを取る。という遊びです。このかるたは、小林一茶の俳句かるたなのです。でも、何故ピアノ教室なのに、俳句かるた遊びをしているの?と思うことでしょう。
それはこんな3つの理由からです。
5.7.5.のリズム感
俳句は5.7.5のリズムで句ができています。このリズム感を感じとりながら子供は覚えていくのです。
Kちゃんも「三日月や ふわりと梅に 鶯が」「どんぐりの ねんねんころり ころりかな」など、リズムにのって、楽しく覚えていきました。
ところが、この前のレッスンで、「ゆうぜんと して山をみる 蛙かな」という俳句がでてきたのです。Kちゃんは、「あれ?ん?」と言ってKちゃんが戸惑ってしまいました。そう、この俳句は5.7.5の言葉のリズムがちょっと変ですよね、7の文字が「して山をみる」の言葉で区切っています。このことに、Kちゃんも気づいたのでした。
こんな風に、5.7.5のリズム感と言葉を感じ取っているのです。
ちょっとこの俳句のリズム感を掘り下げてお話ししてみますが、この、俳句の言葉のリズム感。実は、ピアノにも通じるところがあるのです。ピアノで弾くメロディ🎵は歌でいうと、歌詞が付いています。この歌詞って歌にとって、とても大切ですよね。
ピアノには歌詞が付いていませんが、歌詞と同じようになめらかに弾けるととっても素敵ですよね。
その助けになるのが、このリズムに乗って俳句が言えることなんです。言葉とピアノが弾けることが、ピアノをなめらかに弾ける?意外な関係ですよね。
日本の情緒に触れる
そして、この俳句は現在とは違う、日本の情緒に触れることにもなります。今とは違うけれど、どんな意味なんだろう、どんな気持ちだったんだろう。と考えてみるのです。
Kちゃんも「梅咲けど 鶯鳴けど 一人かな」という俳句が出てきた時、「どんな気持ちだと思う?」と聞いてみたところ、「さみしい」と言ったのです。「そうだよね!梅とか鶯の時期は春だから、これから色々なことが始まる時期なのに、一人ってさみしいよね」と話ししたのです。
こうやって、日本の情緒を感じ取る感性は、ピアノとか、音楽にもつながっていくものなのです。
暗記能力が身につく
このように、毎回のレッスンで俳句カルタ取りをするうちに、子供はどんどん覚えていきます。そう!暗記能力が付くのです。
暗記能力、つまり全体的把握能力がつく。と言っても良いと思いますが、お子さんが成長する過程で、大切な知育、つまり生きる力にもなっていくと思って、楽しみながら行っています。
こんな楽しくできる、小林一茶の俳句カルタは、100句あります。
Kちゃんもどんどん覚えて、100句まで覚えてしまう事でしょう!
この俳句かるたは、スズキメソードの俳句かるたを使っています。
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