Aちゃんは、幼稚園から当ピアノ教室(桶川市) に通っていました。

Aちゃんの家は共働きで、Aちゃんは小学校に上がるといつも学童に行っていました。家に帰ってから 限られた時間の中で、ピアノの練習をして レッスンに来ていました。

家ではお母さんが帰ってきて、夕食時にピアノの曲 を聴いたりしながら、ピアノの練習をして いたようです。(教本にはCDがあります。それを聴いていました)

そんなAちゃんが4年生の時 発表会でお父さんと一緒に出たいと言いました。 お父さんと一緒に連弾なんて素敵なことだ なと思っていました。

当教室では最大で年2回 発表会に出ることができるのですが、埼玉会館 で行われる発表会にお父さんと一緒に 出たいとのことでした。

お父さんに後日聞いて みたところ、ピアノではなく、ギター演奏だった んです。Aちゃんの伴奏でお父さんがギター 演奏ということでした。

お父さんは趣味でクラッシックギターを弾いて いて、子どもが伴奏を弾いてギターを合わせる ことを楽しみにしていたそうです。

その思いを実行するために、曲選びから始めました。まずAちゃんが弾ける曲です。

レッスンで弾く曲はすべて名曲の詰まった教本を使用しているので、その中の曲に

グノーのアベマリアがありました。

丁度、レッスンでこれから弾く曲の中に 入っていて、先どりで曲を聴くことを日々の 練習の中に取り入れていたのでスムーズに 曲に取りかかることができました。

何度かレッスンでお父さんと一緒に合わせて 練習、そして本番を迎えました。

クラッシックギターの音色でアベマリアの演奏はとても素敵だったので、皆さんからたくさんの 拍手がありました。親子共演ができて良い経験になったようでした。

共働きで忙しいご家庭で ありながら、曲を聴くことで、曲の全体像を把握しやすくなります。

限られた時間の中でピアノ練習をするAちゃんのようなお子さんでも 効率よく練習ができるようになっていきました。

親子共演 できたこと、素敵だなと思いました。